こんにちは。あいあい整骨院です。
岡山ではファジアーノ岡山の活躍もあって、サッカーがますます盛り上がっていますね!当院にも、小学生から高校生まで、サッカーに夢中になっているお子さんたちがたくさん来院されています。
そんな中でよく聞くのが、「股関節が痛い」「なんだか違和感がある」といった声です。キック、ターン、ダッシュ、急停止など、サッカー特有の動きが股関節にはかなりの負担になるんです。
今回は、サッカーをしている中で起こりやすい股関節のケガについて、症状ごとにわかりやすくまとめました。それぞれの原因や特徴、整骨院でのサポート方法、そしてご自宅でできるセルフケアまでお伝えしていきます。
サッカーで股関節にかかる負担とは?
サッカーのプレーでよく見られる動きを思い出してみてください。次のような動作が、股関節に大きな負担をかけています。
- 大きく足を振ってボールを蹴る
- 急なターンや方向転換
- スライディングやジャンプ後の着地
- 全力ダッシュ時の脚の振り出し
これらの動きが何度も繰り返されることで、股関節やその周囲の筋肉・靭帯・腱にストレスがたまり、次に紹介するようなケガにつながってしまうんです。
サッカーで多い“股関節のケガ”
サッカーはスピードや瞬発力、柔軟性、そして全身の連動性が求められるスポーツ。その中でも股関節は、「走る」「止まる」「蹴る」「ジャンプする」「方向転換する」など、プレー中にとても多く使われる重要な関節です。
その分、ケガのリスクも高くなります。ここからは、サッカーをする中で起こりやすい股関節のケガについて、それぞれの症状や原因、対処法をわかりやすくご紹介していきます!
■ 股関節インピンジメント症候群(FAI)
股関節の付け根あたりに鋭い痛みを感じる場合は、この障害が疑われます。股関節の骨同士がぶつかってしまうことで痛みや可動域の制限が起こります。サッカーではキック動作や屈曲・内旋動作が原因となることが多く、若い選手にも見られる傾向があります。
【症状】
- 股関節の痛み、鼠径部の痛み
- 股関節を深く曲げたり、ひねったりする動作での痛み
- 鈍痛、違和感、引っ掛かり感などが股関節にでる
【対応】
- 初期は安静や炎症を抑える処置が必要
- 骨盤や股関節周囲の筋肉(腸腰筋・大腿四頭筋など)の柔軟性を高める
- 股関節の可動域改善と正しい動作習得を行うリハビリが有効です
■ 鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群) いわゆる「足の付け根がなんとなく痛い」というケースで、複数の筋肉や腱、関節が関係している複合的な障害です。はっきりした原因がわからないことも多く、慢性化しやすいのが特徴です。
【症状】
- 鼠径部の運動時痛
- ランニングやキック動作で痛みが増す
- 慢性化すると鼠径部周囲に常に痛みがでるようになる
【対応】
- 炎症や筋緊張を抑える施術
- 腸腰筋・内転筋・腹筋などの柔軟性を高める
- 体幹の安定性を高め、股関節の過剰負担を減らす
■ その他の股関節まわりのトラブル
- 坐骨神経痛(臀部〜太もも裏への放散痛)
- 腸腰筋や大腿筋膜張筋の筋緊張による痛み
- 仙腸関節の機能障害による関連痛
これらも、姿勢のクセや身体の使い方のアンバランスが原因となりやすく、サッカーのプレー動作によって悪化することがあります。
整骨院でできるケアとアドバイス
あいあい整骨院では、まず問診・評価をしっかり行い、どのような動きや筋肉に負担がかかっているのかを見極めます。そのうえで、手技療法・ストレッチ・テーピング・運動指導などを組み合わせて、その方に合ったアプローチを行います。
再発を防ぐためにも、セルフケアや姿勢改善、トレーニング指導までしっかりサポートします!
ご家庭でできるセルフケア
股関節周囲のケガは、継続的なケアがとても大切です。以下に、簡単にできるストレッチと筋トレをご紹介します。
【おすすめストレッチ】
① 腸腰筋ストレッチ(ランジストレッチ)
- 片膝をついて前足を90度に曲げ、後ろ足を後方に引く
- 骨盤を前に押し出すようにして、股関節の前を伸ばす
- 30秒×2セット(左右)
② 内転筋ストレッチ
- 両足を広げて座り、足裏同士をくっつけて膝を外に倒す
- 上体を前に倒して内ももを伸ばす
- 30秒×2セット
③ 臀筋ストレッチ(仰向けクロスストレッチ)
- 仰向けで片足を反対側の膝にのせ、両手で太ももを抱える
- お尻が伸びていることを感じながらキープ
- 30秒×2セット(左右)
【股関節を安定させる筋トレ】
① ヒップリフト
- 仰向けで膝を立て、ゆっくりお尻を持ち上げる
- 肩〜膝が一直線になるようにして3秒キープ
- 10〜15回×2セット
② プランク
- うつ伏せで肘とつま先を支点に体を浮かせる
- 背筋をまっすぐにキープして20〜30秒
- 2〜3セット(慣れたら時間を延ばす)
③ サイドレッグレイズ
- 横向きに寝て、上側の脚をまっすぐ上げる
- 骨盤が倒れないように意識しながら10〜15回
- 左右2セットずつ
これらのセルフケアは、毎日でなくても週に数回継続するだけで、痛みの予防や再発防止に効果があります。
まとめ
サッカーでの股関節のケガは、日頃の身体の使い方や疲労の蓄積が大きく影響します。違和感をそのままにせず、早めにケアすることが大切です。
もし「これ、自分のことかも?」と感じることがあれば、無理せず一度ご相談ください。あいあい整骨院は、スポーツに励むみなさんを全力で応援しています!