こんにちは。暑い日が続きますがお体の方はみなさん大丈夫ですか?
あいあい整骨院の小林です。
今日は患者さんからの質問が多い「関節の音」ってなあに?に答えたいと思います。
関節の音の種類
関節音には諸説ありいろいろな論文があります。
・関節内キャビテーション理論
・靭帯の急速な伸張に伴うもの
・ズレた関節がハマった音
今出ている中で有名なのがこの3っつになります。いくらか私の経験則もプラスして説明していきたいと思います。
高音の「ポキッ」の関節音
肩を動かすたびに高音の「ポキッ」っていう音が鳴ったり、首を動かすと「パキパキ」って音がする事があります。この音、実はあまり他の人に聞こえてないんです。
こういった小さく高音の音は「キャビテーション」によるものだと思います。キャビテーションとは、液体が低圧状態(飽和蒸気圧)になった時に気化して気泡が発生する現象です。
なんだか難しい話ですね。
まぁ、沸騰したお湯の時に出る泡ですね。常温でも一気に圧力を変えると、ものすごく小さな気泡が生まれます。常温でもキャビテーションが起こっている現象で言うと、お風呂の水を入れている時や船のスクリューが回っている時など、液体に圧力が加わると簡単に気泡が出てきます。
この時、小さい気泡が割れて、その時に起こった衝撃が骨にあたって高音の「ポキッ」って音がなります。
首を「ポキポキ」音を鳴らして問題ないの?
結論から言うと、問題ありです。キャビテーションによって起こった気泡が破裂する際に衝撃波を発生させ、ほんの少しだけ骨を削ります。人間の体には自然治癒力がありますので、この骨を前よりも少しだけ多めに作ります。その為首の神経を通る穴が狭くなりしびれや痛みの原因になる可能性があります。1回や2回でなるわけでなく、首を「ポキポキ」鳴らす癖を何年も続けていると出てくる可能性があります。今、そういう癖のある方は辞めていただいた方が良いです。
首を「ポキポキ」鳴らさずストレッチをしましょう。
僧帽筋上部繊維のストレッチ
伸ばしたい方の手を腰に回します。
頭を伸ばしたい方の反対の斜め前にたおします。その際に肩が上がらないように反対側の手で肩を押さえます。
頸部伸展筋のストレッチ
両手を頭の後ろへ回します。
頭を前方に倒します。首の後ろが伸びた状態を保持します。
斜角筋のストレッチ
伸ばしたい方の手を腰に回します。
反対の手で鎖骨を押さえます。
首を斜め後ろに反らします。
これでも、首のコリや肩のコリが取れない方は、あいあい整骨院のトータルバランスをお勧めします。体のコリは歪みや姿勢が悪いと筋肉が固くなります。ぜひ、あいあい整骨院のスタッフにご相談ください。
関節を動かすたびに「コクン、コクン」となる音
こういった音は、以前関節を傷めたりして靭帯が伸び、靭帯と関節自体が緩んでいます。その為、関節を動かすたびに靭帯が伸びたり縮んだりしたさいに、骨や軟部組織に擦れてまるでギターの弦をはじくのと同じ原理で音がなります。
解決法としてはその関節周りの筋肉を鍛えるのが有効的です。関節周りの筋肉を鍛え筋肉で関節を押さえつけるのです。この音は音を鳴らしたからと言って悪くなることはありませんが、こういった音が出るということは、関節自体が弱っているので早めにトレーニングをして筋肉をつけていった方が良いでしょう。
あいあい整骨院ではEMSという、電気で筋肉を付ける機械がありますので痛みがある方はスタッフにご相談ください。
ズレた骨がハマる音「ポクッ」や「ゴクン」
これは骨の大きさにより音が違います。背骨などの小さい骨は、少し高音の音が鳴りますが、肩や股関節などの大きい骨は低い音がなります。このような音は基本的に1度動くともう一度鳴らす事はできないです。日々の生活習慣や仕事で少しづつズレ、私たちが施術をしている際などになります。
ちなみにあいあい整骨院では、YouTubeなどで行っている「バキバキ整体」なるものは、行っていません。あれは「カイロプラクティック療法」の手技の1つで、厚生労働省から「カイロプラクティック療法の手技には様々なものがあり、中には危険な手技が含まれているが、とりわけ頚椎に対する急激な回転伸展操作を加えるスラスト法は、患者の身体に損傷を加える危険が大きいため、こうした危険の高い行為は禁止する必要があること。」(https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/i-anzen/hourei/061115-1a.html)と出ていますので、当院では行いません。あいあい整骨院ではこういった療法を使わず体の歪みをとる事のできる確かな技術があります。
体の歪みなどが気になる方は是非1度あいあい整骨院にお越しください。
いかがでしたか?最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様の疑問に少しでもお応え出来たら幸いです。こういった音が気になる方は是非あいあい整骨院のスタッフにお聞きください。